No.875
宮崎の熱血フルーツ伝道師
またの名を農産加工チャレンジャーの
田中陽一です!
日本の農作物のものさしが
今ある「規格」から「個性」にかわり
日本がもっと笑顔で豊かな世界になるために。
果物の加工の力で実現していきます!
今日は昨日のお話の続編
容器に詰めて密閉したゼリーを
85℃のお湯の中に漬け込んで
熱で殺菌することをボイル殺菌といいます。
という話をしましたが
それにはある一つの条件が必要です!!!
今日はその条件のお話をいたします。
ただ、85℃のお湯に30分漬け込めば
全ての商品たちが常温で流通販売できるわけではないんです。
ひょっとこ堂の商品で言うと
・果物ゼリーはボイル殺菌でOK。
・コーヒーゼリーはボイル殺菌ではNG。
なんです〜!!
えええええ〜〜〜
わけわかめだよ〜〜〜〜〜😭
ぴえんぴえんだよ〜😭
なんで違うの!!!??!?!?
それには一つの条件があります。
果物ゼリーは酸っぱくて
コーヒーゼリーは酸っぱくない。
違いはここにあります!
この酸っぱい酸っぱくないは
「酸性」であるかどうか
と言うことになります。
「酸性」の他には
「中性」・「アルカリ性」があります。
小中学生の頃にリトマス紙で
紙が赤くなったり青くなったりで
実験したことが誰にもあると思います。
この何性なのかを判断する
基準となるものとして
「 pH(ピーエッチ、ペーハー)」
と言うものがあります。
細かく言うと水素イオン濃度なのですが
難しいことは置いておき
今日はp Hで酸性か中性かアルカリ性かがわかる!
と言うことを覚えてください😃
p Hの数字が
7が中心となっていて「中性」
低ければ「酸性」
高ければ「アルカリ性」となります。
数字が低ければ低いほど強い酸性になり
高ければ高いほど強いアルカリ性になります。
人間の味覚で言うと
酸性は酸っぱくて
アルカリ性は苦い😰
この「酸性」であれば
85℃のボイル殺菌を30分行うことで
常温流通が可能になるんです〜♪
①酸性である。
②85℃30分のボイル殺菌を行う。
この2つの条件をクリアすることで
ゼリーやジュースの常温流通が可能となっているんですね〜。
なのでひょっとこ堂のゼリー製造の際は
毎回このp Hの測定を行なって
ちゃんと酸性となっているか?
ボイル殺菌は85℃で30分行われているのか⁉️
と言うことを確認しています。
今日はまずイメージを思ていただきたくて
難しいことや細かなことは割愛していいます。
酸性の度合いによってボイルの温度や時間は
前後いたします。
お分かりいただけましたでしょうか????
柑橘はやや酸っぱいし
酸っぱくない柑橘を使用する際には
食品のp Hを管理するために
レモン果汁やクエン酸、
時には酢を入れたりして
p H調整を行います。
でも、物によっては
酸っぱくなると美味しくないものも
ありますよね?
そうです。今日のお話の中でも
登場したコーヒーゼリーは
酸っぱくなるとまずいです!
ではコーヒーゼリーはどうやって殺菌するの!!??
これはまた明日お話ししましょう😀
それでは😀
まだデータがありません。
Profile
日本の農作物のものさしが 『規格』ではなく『個性』に変わり 自分に自信を持って生きる 最高に輝く生産者であふれる日本にする! まずは拠点の宮崎から!
宮崎の農産加工チャレンジャー田中陽一です!
借金8千万円でゼリー加工場を立ち上げるも大失敗!ゼロ、いや超マイナスから這い上がる中で得た加工品作りの秘訣。
小ロットだって大丈夫!農作物の有効活用、オリジナルの加工品作りの救世主‼︎