ひょっとこ堂

こだわり農家さんの輝き発信ステーション・
果物加工は宮崎のひょっとこ堂

6次化失敗経験談!!商品開発の怖〜い話。

6次産業化

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No.867

 

 

宮崎の熱血フルーツ伝道師

またの名を農産加工チャレンジャーの

田中陽一です!

 

 

日本の農作物のものさしが

今ある「規格」から「個性」にかわり

日本がもっと笑顔で豊かな世界になるために。

 

 

果物の加工の力で実現していきます!

 

 

すっかりと涼しい季節になりましたね〜

東京は12月中旬並みの気温だとか。

テレビ中継見てましたが

 

ちょこちょこ半袖の人も映っていて

親近感を覚えました😀

 

 

本当は夏にぴったりなのですが、

今日はそんな寒さが倍増する

 

怖〜い話を

させてください。。。。。

 

 

 

特に、これから商品開発をする方には

聞いてもらいたですし

すでにされている方には

 

身の毛もよ立つようなお話です。。。。。

 

 

 

覚悟はいいですか?

 

 

 

いいですね?

 

 

 

それでは・・・・

 

 

 

 

 

あれは私が会社を始めて間も無くの頃、

販路開拓に必死になり

東奔西走していた頃、

 

 

開発するゼリーの内容をどんなものにするか、

色々と話を進めていく中で

正直なところ、

 

「この熱い情熱でこれを作りたい!!!!!」

と言うモチベーションというよりも

 

 

大きな設備を建てたので

とにかく販路を広げたい

そのために喜ばれそうなもの

 

 

売れそうなもの

それっぽいもの

そんなものを作るような意識になっていました。。。

 

 

今考えれば、そんなものづくりでは

誰も感動できないし、喜ばれない

もとより何のためにチャレンジしたのかわからない。。。

 

そんな状態でした。

それでも、そこそこ大量にゼリーを作れる工場で

大きく販路を広げようとすると

 

全国のスーパーで商品が並ぶのが

一番だと思い

果肉入りの透明ゼリーの商品を作ることに。

 

 

 

果肉を缶詰で探して

卸せる最安の値段で

商品を作ることに。

 

ラベルは貼る手間が追いつかないので

カップにつけるフタフィルムに

デザインをして印刷することに。

 

 

世間ですでに目にしているもので

模範としている商品メーカーがそうしているから

 

「業界ではそうやるのが当然」

「とにかく単価を抑えたら利益は出る」

「こうしなくちゃ出来ない」

 

 

私の頭の中にはこんな考えばかりがあり

当時コンサル的に手伝ってくれていた人たちも

そういうものだと言っていたので

 

まだ一個も売ったことがなかったのに

最初からこのカチッとしたデザインで

オリジナルのフィルムを作成することにしました。

 

 

 

そもそも、ゼリーのフタフィルムって

トイレットペーパーのようにロール状になっているんです。

 

 

機械的に大きなものを導入したので

 

 

ロール状のオリジナルフィルムを

作ることになったのです。

このフィルムがまた複雑で

 

実は4〜5層のシートが重なって

出来ているんです。

安いやつはそうが薄くて剥がれにくかったりします。

 

 

というわけで最初から

グレードのいいものにして

 

 

さらにこのデザインを載せるためには

「版代(はんだい)」と言われる

印刷するためのハンコ判みたいなものを

作らなくてはいけません。

 

 

これは紙の箱を作るときなども

必要になるのですが

フィルムの場合30万円しました。

 

 

そして、1ロットが大きくて

1万メートルのフィルムが一度の製造の

最低ロットでした。

 

 

つまり距離にして10キロの

長いフィルムを作るのですが

500メートルごとにカットして

 

20巻のフィルムです。

これが65万円。

 

 

1種類で初めに95万円かかりました。

これをまさかの2種類なので

もはや頭の悪さでは言い訳しきれない

 

 

謎の豪快さ💦

 

 

 

合計で200万円を

まだ一個もゼリー売ったことないのに

作ったんです。。。。

 

 

実際にフィルムが出来上がって

商品を製造してスーパーなどで販売しましたが

結果的に大惨敗。

 

価格設定がめちゃくちゃなので利益がない上に、

最初から大金を投じているので

全く回収ができない。。。

 

 

そうこうしている間に

支払いの資金はショートするし

夏が終わったら会社も倒産の危機となり

 

 

 

何とかそこから這い上がったのですが

その後一度もこのフィルムを使用して

ゼリーを作ることはありませんでした。。。。

 

 

 

 

見てください!!

今も会社の2階の倉庫に

こんなにも大量のフィルムたちが!!!

 

 

印刷してしまっているから

もう使い用もなくて

もうずっと置いたまま。。。。。

 

使用した分を引いたとしても

 

 

実に180万円を

この無駄なフィルムにしてしまいました。

当然自分自身でその分苦しみ

家族も苦しめました。

 

 

他のことにちゃんとお金を使えていたら

どんなに良かったことでしょう。

 

 

今でも情けなくて

申し訳のないものです。

 

 

 

妻は「捨てたら?」と言いますが

何だか捨てられずにいます😀

 

 

 

180万円あったら

家族みんなでハワイ行けたな〜

 

180万円あったら

無収入ももっと早く抜け出せてたな〜

 

 

180万円あったら母に車を買ってあげられた。

 

 

 

おそらく一生忘れられない

私の大失敗です。

 

 

自分自身の未熟さが招いた

ものでした。

 

 

もう2度とこんなことはしていませんが、

今でも「版代」や「木型代」という言葉が嫌いで

なかなか新しいパッケージを作ることができません😭

 

 

 

 

あああ〜まじでこのフィルム

どうしたらいいと思いますか?

 

 

何か有効活用補法のアイディアがあれば

教えてください〜♪

 

 

 

そしてあなたはこんな失敗

しないでくださいね〜

 

 

『ってせんわ!!!』

というツッコミが全国から聞こえてきそうです。笑

 

 

 

それでは今日はここまで。

また明日お会いしましょう😀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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熱血フルーツ伝道師!

                               
名前田中 陽一
住まい宮崎県

Profile

日本の農作物のものさしが 『規格』ではなく『個性』に変わり 自分に自信を持って生きる 最高に輝く生産者であふれる日本にする! まずは拠点の宮崎から!

宮崎の農産加工チャレンジャー田中陽一です!

借金8千万円でゼリー加工場を立ち上げるも大失敗!ゼロ、いや超マイナスから這い上がる中で得た加工品作りの秘訣。

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